【機能不全家族】毒親育ちは本当に人生詰みなのだろうか
過干渉+過保護+肝心な時にネグレクトなスーパーハイブリッド毒親に育てられたuyuです。
数年前に連絡を絶ってサヨナラバイバイした訳ですが、
今でも親関連の記憶やマイナス思考に囚われて、苦しむときは少なからずあります。

離れても影響は残ったまま……本当に厄介!
では、毒親育ちはその時点で本当に人生詰みなのか?
これからの自分への希望も込めて、書いてみようと思います。
毒親って何?
「毒親」という言葉の生みの親であるスーザン・フォワードによれば
- 家庭が果たすべき役割をうまく果たせない親
- 機能不全家族の原因となる親
のことを総称して「毒親」と定義しています。
毒親とは「家庭が果たすべき役割をうまく果たせない親」
親には、子に対しての責任があります。
その責任を全うできず
- 子供の人生に「毒になる子育て」を行う親
- 子供にとって「毒になるような悪影響」を与える親
が毒親となります。
毒親とは機能不全家族の原因となる親
また、スーザン・フォワードによると
- 子供が従わないと罰を与え続ける「神様」のような親
- 「あなたのため」と言いながら子供を支配する親
- 大人の役を子供に押し付ける無責任な親
- 脈絡のない怒りを爆発させるアル中の親
このような親は「機能不全家族の原因」とされ、必然的に「本来、家庭が果たすべき役割がうまく機能しない、機能不全状態に陥りやすい家庭」を営みがちになります。
毒親の種類4タイプ
毒親には4タイプの種類があります。
- 否定
- 放置
- 過干渉
- 過保護
| タイプ | 特徴 |
| 否定 | 子育てへの自信のなさから子供を否定し、子供に対して高圧的かつ支配的になりやすい |
| 放置 | 子育てに対して消極的で、子育てを避け、子供を放置する |
| 過干渉 | 親の価値観を子供に押し付け、支配・監視したがる 周囲からは「面倒見の良い親」等印象が良く見えがちで、子供の感情より親の世間体を優先する |
| 過保護 | 子供を過度に甘やかす一方で、子供を叱ったり注意できない 子供の行動や安全を過度に心配しすぎで、子供の付添人・代理人になろうとする 周囲からは「まじめな親」に見える |

uyuの親は【過干渉>>過保護>否定】って感じでしたね
毒親育ちは人生詰みがち問題
毒親育ちは自己肯定感がどん底になりがち
毒親に育てられた子供は、親から否定されたり自由意思を奪われたりしていく中で、どんどん自分自身を否定しながら成長していきます。
そして大人になった頃には自己評価・自己肯定感がどん底状態となり、たとえ親と縁を切ったとしても様々な問題に悩まされることになるのです。
自己肯定感の低さが様々な問題を呼び寄せる

人間関係がうまく築けない……

いつもお金の問題に悩まされている……
家族の問題、仕事の問題、人間関係の問題、金銭面の問題……
これら全て、自分の自己肯定感が低いことで起きる問題です。
自分に自信がないから、家族での振る舞いが分からずに息苦しい。
自分に自信がないから、仕事もうまく立ち回れない。
自分に自信がないから、仲良くなりたい人がいても心を開けない。
自分に自信がないことによるストレスを発散するために、お金を使ってしまう。
これらの問題を解決できず、どんどんストレスや不安が積み重なることで、果てには精神疾患を発病してしまうこともあります。

ぜーんぶ自己肯定感がなくて自分に自信を持てないから……
uyuの自己肯定感ももれなくマイナス・氷点下です
毒親育ちは本当に人生詰みなのか?
毒親育ちが人生にとってデメリットなのは事実
健全な家族で育った人と比べれば、毒親育ちの人の方が人生ハードモードなのは事実です。
本来あるべきはずの自己肯定感を、毒親にごっそり持っていかれてしまったから。
では、毒親育ちの人はこれからの未来永劫ずっと苦しんで生きなければならないのでしょうか?
私は「そうではない」と思っています。

毒親育ちだって幸せになれるはず!
健全な家族で育った人は意外と少ない
実は、そもそも健全な家族に育てられた人ってそんなに多くないのです。
どんな家庭でも何かしらの「毒親要素」を含んでいるもの。
とはいえ「毒親要素」の多い・少ないによって、子供の頃~大人になりたてまでの時期は生きづらさに差が出ます。

要素が多ければ多いほど、生きづらいのは仕方ない……
それでも、完全に大人になってしまえば、自分のことは自分で決められるのです。
「毒親から離れて幸せに生きる」と決めて飛び出しちゃってもいいんです。
もし自分が親の年齢だったら……

そうは言っても、やっぱりウチ以外はみんな健全に育ったように見える!
いや、本当にそうですよね。
毒親育ちだとどうしても「自分だけがこんな思いをしてるんだ」と思い込みがち。
そんな時は、「自分がもし親の年齢で子供を産んでたらどうだっただろう?」と考えてみましょう。
私の場合、母は私を24歳で出産しているので、24歳当時の私がもし母と同じように子供を出産していたら……

いや、うまく子育てできる自信なんか無いわ
よくよく考えると、世の中のお父さんお母さんはみんな「お父さんお母さん初心者」の時期が必ずあるんですよね。
子供を作ったはいい。でも育て方のマニュアルもオススメプランも知らない。
親に聞けばそれなりの指針は持てただろうけど、特にその子が第一子だった場合、
それはもうすごい不安の中手探りで育てていったんだろうなあ
と思いを馳せてみます。
その状況はきっと、多かれ少なかれ誰もが一緒なはずですよね。
そう考えると、「うちの親もよくやったなあ」と少しだけ親に対して理解を持つことが出来ます。

無理に許す必要はないからね!
過去は終わったこと、でも未来は選べる

自分は毒親育ちだから、これからも生きづらいままなんだ
これは半分正解であり、半分不正解です。
「これからも生きづらいままだ」とあなたが決めたのなら、これからも生きづらいままです。
でも「これからは幸せになるんだ」とあなたが決めたのなら、未来はきっと幸せになれます。
時間は未来から過去へ流れている
なぜそう言えるのか?
それは時間が未来から過去へ流れているからです。
例えば今この場で「あいうえお」と言ってみてください。
この時あなたは
- 思考で「あいうえお」と言おうと考える(未来を決める)
- 実際に「あいうえお」と発言する(現在になる)
- 「あいうえお」と発言した自分はもうどこにもいない(過去になる)
このように、私たちは都度「未来を決めてから、行動する」ことで時間の波を過ごしています。
「今この瞬間」未来を選べるのは自分自身だけ
「私は毒親に育てられた」事実は過去にありますが
「だからこれからの人生も不幸だ」とは結論付けられません。
過去にどんなことがあろうとも、これからの未来とは何の関係もないからです。
未来がどうなるのかは、「今この瞬間」の私たちがそれぞれ思い思いに定めることが出来ます。
毒親育ちの私たちが親から解放され、幸せに生きるまでには、おそらく多くの困難や壁が立ちはだかるでしょう。
でもそれらに直面するたびに「これからは幸せになるんだ」とあなたが決めたのなら、未来はきっと幸せになれます。
まずは物理的に毒親と距離を取ることから始めるのがオススメです。
ただ、あまり焦って急に連絡を絶ったりすると、予想より大事になる可能性もあるので注意してくださいね。


一緒に幸せに生きましょう!!
ではでは!

