自己肯定感をマイナスから0に戻す方法
今の自分に点数をつけるとしたら、100点満点で何点になりますか?
病院に行ったりカウンセリングを受けたりすると、いつもこの質問を投げかけられます。
かつては

なんでまだ生きてるの?ってことでマイナスです
と答えていた私ですが、
最近ようやくマイナスを抜け出して±0点まで回復したかなと思ったので
今回は自己肯定感をマイナスからゼロへ戻すことが出来た経緯を残しておこうと思います。
自己肯定感を下げてしまう理由
なぜ私の自己肯定感がマイナスにまで至ってしまったのか?
それは、ことあるごとに自分で自分を否定しまくってたからです。
常に自分を否定しているから
- 周囲と自分を比べて、至らない点を責める
- 過去の自分と比べて、成長してないことを責める
- とにかく目に見えるもの全てを自分を否定する材料にする
自己肯定感がマイナスな時は、常に自分を責めて否定して貶して叩き落す思考ばかりしていました。

とにかく自分はダメな人間なんだ!!
この「自己否定の儀式」を幼少期からずっと繰り返していたことで、私の自己肯定感はみるみるうちに下がり、

何で私まだ生きてるんだろう……
と自分の生すら否定する自己肯定感マイナスモードへ達してしまったのです。
自己肯定感をマイナスから0に戻す方法

まずはその低すぎる自己肯定感を何とかしなさい
医師やカウンセラーからそう言われたものの、巷に流れている自己肯定感の高め方はどうしても違和感を覚えてしまい、続けられませんでした。
おそらくそれは、
よく見かける方法は自己肯定感が10点とか20点とかの人が70点や80点まで伸びていくための手法で
私のように0を飛び越えてマイナスにまで達してしまった人間が実践するには少々ハードルが高すぎたのが原因かな?と思います。
私が自己肯定感をマイナスから0まで戻すためには、
湧き起こった感情や思考をただ眺める
ここから始める必要がありました。
湧き起こった感情や思考をただ受けて、流す

おなかすいたけど、食べると太るから食べたくないな

なんであの時あんなこと言っちゃったんだろう?
私の中には様々なネガティブ思考が湧いては消え、また湧いては消えを繰り返しています。
それらの思考や感情をすべて「とりあえず、ただ受け止めてみる」ことにしました。
どんな思考や感情にも一歩引いた目線で

ふーん、そっか
と対応します。
あえて肯定も否定もしません。
「こんなこと考えちゃダメだ!」という思考が湧いても、それも

へえ、そうなんだ
で流します。
とにかく自分の中に湧いた感情、思考に「どんなものがあるのかな?」とつぶさに見ていくスタンスを繰り返しました。
とにかく自分を否定しまくってることに気づく
数か月続けてみて、自分がいかに自分自身を否定しまくってるのかを痛感しました。

これやってみたいな
とポジティブな感情が湧いても、秒で

でもお金がないしな
とネガティブ変換してしまうのです。
外界からの、一見何も関係ないような刺激を受けた時すら

何か避けられてる気がする。私の何かが不快なんだ……
まさに神業です。
どんな些細なことでも、自分を否定するための材料として使ってしまう。
感情や思考を眺めることで、自己否定に対する執念に改めて気づかされました。
自分を否定する、そんな自分も認めてみる

私めっちゃ否定してくるじゃん、こわ……
自身の超ネガティブ思考に恐れおののいた私ですが、
そこで「自己否定する私」をあえて否定せずに

そっか、私は何でも否定してきたんだね
とフラットに受け止めてみました。
そうしたら、今まで抱え込んでいた何とも言えない絶望感が、ほんの少しだけ和らいだんです。
自分を受け入れることで自己肯定感は0へ戻せる
振り返ってみれば私が行ったのは、自己肯定感の一角を担う「自己受容」を高めることでした。
自分を否定する自分を認めることで、「そんな私でもいいんだ」と自分をとらえ直すことに成功したのです。
まだ自己否定する自分を「認めた」だけなので、今でも頭の中がネガティブでいっぱいになる時があります。
でも心なしかその頻度は下がったような気がしています。

特に午前中はフラットな状態で過ごせることが多くなったよ
自己肯定感をマイナスからゼロに戻すには、まず自己否定しまくる自分に気づくこと。
そしてその自分を認めたことで、やっと
- ポジティブ思考への書き換え
- 自己効力感の向上
といった「自己肯定感を高める取り組み」に取り組めるのだと思います。
もし私のように、自己肯定感が低すぎて生きてる意味さえわからなくなってしまったのなら
まずは頭の中の思考や感情に、改めて目を向けてみると良いかもしれません。
ではでは!

