【警察が】親しい人間関係の断捨離は時間をかけて行おうって話【来るぞ】

皆さん、ご家族やご血縁との仲は良好ですか?
私は「小さく暮らす」ために人間関係の断捨離をしたことがあります。
そして捨てる対象には「家族」「血縁」も含まれていました。

自分にとっての血縁は重たい鎖でしかなかったんです
将来の自分のために、自由になるために、思い切って家族との縁を切ってみたところ、とんでもない事態を招いてしまいました。
かつての私と同じように

事情があって親との関係を断ちたい

家族とできる限り疎遠になりたい
と考えている人は、私の失敗談を記しておくので同じわだちを踏まないように注意してくださいね。
親との連絡を絶ってみた
家族が苦手なuyu、一人旅に出る
uyuの育った家庭は、名付けるとすれば「過干渉な癖に助けてほしい時に限ってネグレクトするスペシャルハイブリット毒親」でした。
おそらくこの感想は私個人にだけ当てはまるものです。実際妹は母にべったりで、今も毎日楽しくやってます。
転職と転職の合間に実家にお世話になったことがあるのですが、まあ居心地の悪いこと悪いこと。
母親側も私という存在を持て余してるな~と感じていたので、私はひとまず単身旅に出ることにしました。

軽自動車を中古で買って、自由気ままなバンライフじゃ!
怒涛の近況報告が億劫になる
勢いに任せて始めたバンライフでしたが、なかなか楽しかったです。
しかし母親は私の道中をしっかり把握しておきたかったようで、

今どこにいるの?

今日は何を食べたの?

〇〇に△△っていうお店があるらしいよ
としょっちゅう連絡をよこしてきます。
今考えるとそりゃまあ少しは心配するよね……と思えるのですが、
当時の私にはこの近況報告のやり取りが苦痛で苦痛で仕方なかったのです。
だってまるで

あなた1人で旅なんてできる訳ない。今にきっと帰ってくる
と言われているようで。
私は「心配とは不信の裏返しである」という信条を掲げているため、
母は100%善意で連絡をよこしていたのかもしれませんが、
私にとっては連絡がメンタルを削ってくる凶器に見えていました。
そうだ、携帯番号を変えよう

やだもう……家族めんどくさい……
初めは一つ一つのやりとりに丁寧に接していましたが、だんだんとそれも億劫になり、返事をするまでの間隔も徐々に長くなっていきました。
そんな折にご縁があって、かねてからの憧れの地・札幌でお仕事を獲得したのです。
札幌定住が決定した私は、嬉しさと無敵感と勢いで

これを機に電話番号変えちゃえば、家族との縁も切れるのでは?
と思い立ち、即実行しました。(こういう時だけ瞬発的な行動力を発揮するの何なんでしょうね)
気づくまで1週間くらいかかるかな~と楽観視していましたが、
電話番号を変えた当日の夜にはメールアドレス宛に

連絡がつかないけどどうしたの?
とメッセージが来てました。
メンヘラな彼女みたいで怖かったので、特に返信をせずにその日を終えました。
uyu、警察に捕まる
「あなた全国に指名手配されてますよ」
札幌へ定住するに向けての色々な処理をこなしていたのですが、
ある日道中でパトカーに呼び止められました。

私何も悪いことしてないぞ……??
免許証を渡して身分を証明したのち、警官さんから一言

あなたね、今全国で指名手配されてますよ

!?????
どうやら連絡が取れなくなったその日の晩に、母が捜索願を出していたようで。
旅しているという関係上、捜索範囲が全国に及んでいたみたいでした。
私自身はめっちゃ元気だし、もう家族と連絡とりたくない!の一心だったので

「元気だし心配ないから放っておいて」って伝えてもらえます?

いやあそれはちょっと……
「とりあえず話聞こか」ってことで、そのまま警察署に連行されるのでした。
最寄りの警察署へ同行し、事情を説明
最寄りの警察署へ同行したのち、面談部屋みたいなところに通されたものの

私としては今ここに元気にいるんだから、後は警察の方で説明してくれればよくない??

いやそうは言ってもね、お母さんも心配してるから……
ずーっと議論は平行線。
しかしよくよく聞いてみると、

警察側の取り決め上、本人が直接無事を知らせてくれないとその後の処理ができない
という意図がうっすら見えたので、私はしぶしぶと母と電話でやりとりすることを承諾したのでした。
母と電話でやり取りをした後、釈放
電話口に出た母は号泣しながら

もう連絡は取りたくないってことなのね

もしお金に困ったらいつでも連絡してくるのよ
と言ってくれました。
私はそれを聞いて

ああ、良いお母さんを困らせる子供の図に見えてるんだろうな

私がお金に困らずに一人でやりくりしていけるって信じてもらえなかったんだな
と、悲しい気持ちで涙をこらえました。
傍から見たらお互い涙し合う感動?のやりとりだったでしょうね。
その後は警察の方から

もう娘さんも良い大人ですから、今回の件はこれでおしまいとさせていただきますね
と締めくくっていただき、晴れて私は釈放され自由の身となったのでした。
付き合いの深い人間関係は時間をかけて断捨離しよう
連絡がつかなくなったとはいえ、その前に徐々にやりとりの間隔は伸ばしていたので

きっと察してくれるだろう

そんな大事にはならないだろう
と楽観視していたのですが、ふたを開けてみれば全国の警察署へご迷惑をおかけする事態となってしまい、私も大変に反省しました。
あれから数年経っていますが、家族・血縁への連絡はあれ以来一度もしていません。
大波乱があったものの、私の中では「断捨離されて終わった人間関係」に収めることができました。
ただ、一方で

もっと上手なやりかたがあったかもしれないな
と思うのも事実。
急に音信不通にしなければ、徐々に返事を遅らせる作戦をもっと長いスパンで続けていれば、

なんか最近連絡ないけど、まあ元気にしてるでしょ
と、こんな喧嘩別れのような別れにはならなかったかもしれません。
家族や血縁関係のように、深い付き合いの人物と縁を切りたい時は、
ゆっくり着実に、そーっとフェードアウトしていく作戦を取った方がお互いにビックリしなくてよいでしょう。

今すぐ縁を切りたい!という気持ちはわかるけどね
警察のご厄介になるのは免許証の更新手続きの時だけで十分です。
ではでは!